2010年夏秋号掲載
―――オーダーカーテンと既製カーテンとでは何が違いますか?
新井さん:品質の良さではないでしょうか。以前のオーダーカーテンは品質が良くても高かったのですが、今はオーダーカーテンも既製カーテンも同じくらいの価格になってきました。「トレド」のカーテンも既製カーテンと変わらない価格でお客様のお好みのものをおつくりすることができます。「これだったら季節毎や、2・3年に一度の模様替が気軽にできるね!」という声をたくさんいただいています。
―――今、流行のカーテンは?
新井さん:シンプルなデザインが中心になります。他には子ども部屋とリビングで色柄を変えて楽しむというお客様が増えてきました。以前は全部の部屋を一柄で統一するのが一般的でした。今はカーテンも豊富な種類がございますので、部屋ごとに色を変える方が多くいらっしゃいます。カーテンは保温という機能性からインテリア性で選ばれる時代になってきました。
―――お家にあわせたカーテン選びのポイントは?
新井さん:今、流行の無垢材の家には、外見に合わせて麻や綿などの素材をご提案させていただくことが多いです。素朴で自然な風合いが出ます。RC住宅の場合はハードな印象を出すためにブラインドで合わせたりすると、ぴったりとマッチします!
―――お家にカーテンはやっぱり必要ですか?
新井さん:カーテンは露出が多いので、影響力も大きいと思います。カーテンは普通、家づくりの最後の仕上げ。家全体をトータルコーディネートでお選びいただければと思います。家具やライフスタイルに合わせたカーテン選びも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
日本最大級の規模9,500点もの実物サンプルを
揃えるショールーム
―――今はいろいろな種類のカーテンが出ているようですね。
新井さん:今はデザイン性の他に機能性も充実しています。遮熱カーテン、花粉キャッチカーテン、ミラーカーテンなど様々な種類のものがあります。防音カーテンのように趣味に対応できるものもあります。ショールームでは機能性の面でも様々なカーテンを展示しております。実際に見ないと機能がわかりにくいものもありますので、実際に見て触って確認いただくことをオススメします!
―――レールの選び方を教えてください。
新井さん:見えないところですので、一番予算を掛けにくいところですよね。レールというのは予備知識がない分、カーテンに比べると重点を置く方は少ないかもしれません。しかし、レールは重要だと思います。レールというのはどこでも取り付けできるというわけではなくて、下地がしっかりしているところに打つ必要があります。ホームセンターなどで買える伸び縮みするものは強度が弱いので、壊れやすいです。レールは建物の一部ですし、カーテンと違ってかけかえをしないわけですから、やはりレールはカーテンの専門店で、しっかりお選びになられたほうがよろしいかと思います。
―――レースのカーテンと厚手のカーテン、どっちが大事ですか?
新井さん:レースは昼間もお使いになられるわけですから、レースが主役と考えてもいいかもしれません。形状記憶のカーテンを購入されるお客様もいらっしゃいますし、レースを重要だと考える方は多いですね。
―――タッセルの選び方を教えてください。
新井さん:以前はタッセルとカーテンは一緒の素材にすることが多かったです。今はビーズやクリスタルパールを使ったタッセルがあります。安価なものも出てきていますので、ちょっとお金を足していただくだけで、ワンランク上のオシャレなカーテンになります。タッセルもショールームで取り扱っていますので、「こんなに多くの種類のタッセルがあるの?」と驚くお客様もいらっしゃいますね。
―――カーテンを薦める上で、気をつけていることはありますか?
柴本さん:お客様のライフスタイルに合わせて、流行よりもお客様の好きなものをお選びしています。お好きな家具や家族構成などをお聞きして、好きな部屋のイメージを引き出すことができるように心がけています。北欧モダンやアンティークなど、お客様の好みにあわせてカーテンがちぐはぐにならないように気をつけています。
―――カーテン選びのときに図面は持っていったほうがいいですか?
柴本さん:窓の大きさがわかるので、図面かできれば写真をお持ちいただけるとさらにイメージが明確になり、コーディネートしやすくなります。また、出張コーディネートも可能ですので、お気軽にご相談ください。
―――カーテンを貸してもらえるのですか?
柴本さん:はい、「サンプル出張サービス」がございます。お客様が自宅の窓にカーテンを取り付け、見て・触って選ぶことができるサービスです。実際に窓に取付けた際の照明や光の透け具合を見ることができるので、失敗することがなくなります。
―――どこまで出張に来てくれるのですか?
柴本さん:群馬・栃木・埼玉はもちろんのこと、都内も伺うことがございます。「口コミの紹介」で遠方の方がご来店いただくケースもあり、首都圏でしたらどちらでも可能ですので、お申し付けください。出張コーディネートに関しましては注文を前提に料金は無料となっております。お気軽にご来店ください。
子ども部屋にオススメ、マルチプルカーテン
―――全部で何点くらいありますか?
柴本さん:全部で9500点くらいでしょうか。日本国内でも類を見ないほどの多さです。これくらい種類が豊富ですと、おまかせでとお客様から頼まれることもあります。丸ごと一軒、コーディネートさせていただいたこともありました。
―――最近のお客様の特徴はいかがですか?
柴本さん:最近はインターネットでカタログをご覧になってから、ショールームにいらっしゃるお客様が増えています。「トレド」なら国内メーカーの商品がほぼそろいますから、「パソコンの画面上では生地の厚さや感触などがわからないから、実際に見て確かめられてよかった」という声もいただきました。
―――オススメのカーテンを教えてください。
柴本さん:マルチプルカーテンがイチ押しです。31色の生地で7つのスタイルからお好みの色とスタイルを組み合わせるカーテンです。生地は発色の良いボリューム感のある素材を使用しています。ポップな色合わせで子ども部屋に、シックな色合わせでリビングや寝室にもコーディネートできます。
―――子ども部屋のコーディネートではどんなことを心がけていますか?
相澤さん:カーテンはリビング中心に考えるお客様が多いので、子ども部屋はなるべく価格が低めなものからチョイスするようにしています。色は無地系からストライプのものをおすすめしています。子ども部屋だからといって短期的に考えるのではなく、他のお部屋同様に長くお使いいただけるものを選ぶようにしています。
―――レールにこだわるお客様はいますか?
相澤さん:木製や金属製でこだわりをお持ちなのは、男性が多いですね。レールは旦那様、カーテンは奥様が選ぶことが多いです。
―――今売れている素材は?
相澤さん:ベージュの無地の素材が流行です。シンプルなものを選ぶお客様が多いですね。シンプルなカーテン生地をお選びいただくと、他のインテリアとバランスもとりやすいのでオススメです。
―――接客の際に心がけていることは?
相澤さん:お客様のライフプランや夢、こだわりや家族構成をしっかりヒアリングして、理想のインテリア・コーディネートをお手伝いしていきたいと思います。カーテンのこと、インテリアのこと、何でもお気軽にご相談ください。